top of page
ロゴ

軽井沢観光協会ドッグツーリズム推進プロジェクトは

「人と犬が健康で楽しく幸せに暮らせる町・軽井沢」を目指して活動しています。

この連載コラムでは今や家族の一員となっている犬と楽しく幸せに暮らす為の情報を発信していきます。

マットの上で待つトレーニング

withdogコラム2023.1

お散歩だけではなく,旅行やちょっとしたお出かけに愛犬を同伴する人も多いと思います。犬と一緒に入れる喫茶店やレストランも増えてきました。

 

そのような場所では,犬は飼い主の足元で静かにしていてもらう必要があります。でも,犬の立場からすれば,飼い主がお茶や食事を楽しんでいる間は退屈な時間。活発な犬はすぐそわそわ動いて,そのたびに「ダメ!」と叱られたり,「伏せでしょ!」などと言われている光景も珍しくありません。

 

いったん座り込んだら動かないどっしりした犬は別として,活動的な犬にとって「何もしないでただ待っている」というのは苦行です。動きたくても我慢して待つ,というトレーニングではなく,そこに座るか伏せていることが楽しみになるようにトレーニングしてみましせんか?

 

まず,待機場所としてマットを用意してください。タオルを畳んだものでも良いのですが,いたずらを誘いやすいので,ある程度の厚みと重さのあるものが良いと思います。

 

普段犬がいる部屋にそのマットを持ってきて,上に乗ったら的確なタイミングでほめ言葉をかけるかクリッカーを鳴らしてご褒美の食べ物を与えてください。一粒あげておしまいではなく,何粒が連続して与えるなど予測されないようにしてください。最初のうちはどういう基準でご褒美がもらえるのかわからないので,マットの上に留まろうとせずにすぐ他の場所に行ってしまうかもしれません。でもその時に反応しないでください。言葉をかけないのはもちろん,視線も向けないこと。あくまでもマットに乗っている状態でご褒美を与え,マットから下りたらご褒美は与えないてください。この段階では無理に長く待たせる必要はありません。「おすわり」「ふせ」「まて」などの指示も出さないでください。そして,何回かトレーニングしたらマットは出しっぱなしにせず,しまってください。

 

これを何日か続けると,マットを出せば喜んで走ってきて上に乗るようになります。そうなったら,上に乗っただけではご褒美を与えず,「おすわり」か「ふせ」の姿勢になったらほめてご褒美を与えるようにしてください。この時もできれば指示は出さず,犬自身がその姿勢を取るまで気長に待つ方が後々の結果が良いはずです。マットを出すと走ってきて伏せるようになったら,次第にご褒美を与え始めるまでの時間を延ばし,ご褒美を与える間隔も延ばして行ってください。

 

マットの上である程度の時間伏せて待てるようになったら,まだ乗っている時にわざとどかして,犬に見えるようにマットの上に食べ物を乗せて畳んでしまい,次回のトレーニングのお楽しみにしてください。

 

このような教え方をすれば,「指示されたからしかたなく我慢してマットの上にいる」という心理ではなく,何も指示しなくても「このマットが出されたら乗っていないと損!」という気持ちが作れます。

 

そうなったら,お出かけの時には必ずこのマットを持って行き,飼い主の足元など待たせる場所に敷いて,マットに乗っている限り時々ご褒美を与えるようにしてください。

軽井沢観光協会

ドッグツーリズム推進プロジェクト

bottom of page